福岡市内の印刷会社が教える効果的なパンフレット制作の秘訣とは?

福岡市内の印刷会社が教える効果的なパンフレット制作の秘訣とは?

少子高齢化に伴い、人口が減少傾向にある日本にあって、福岡市は人口増加を続けている市です。福岡市の人口は推計を上回るピークで増加を続けており、市は、2035年頃に人口のピークを迎える見込みであるといった推測を公表しています。
人口増加が進む福岡市では経済活動も活発であり、新規顧客も開拓しやすい環境です。新たな販路を開拓する際には、商品やサービスの魅力を紹介するパンフレットが大きな効果を発揮します。
今回は、福岡市内でパンフレットを制作することの意義や満足できるパンフレットを制作するための印刷会社の選び方などについてご説明します。

目次

はじめに:福岡市でのパンフレット制作の重要性

西日本高速印刷は、福岡市内でさまざまな印刷物を作成している印刷会社です。効果的なパンフレットを制作するポイントをご紹介する前に、まずは紙の印刷物が果たす役割と福岡市内の経済状況について確認しておきましょう。

現代における印刷物の役割

あらゆるものがデジタル化し、インターネットが隆盛の今でも、紙に文字や図案、写真などを印刷した印刷物が無くなることはありません。さまざまな企業は商品やサービスの紹介のためにチラシやダイレクトメールを作成しています。また、会社の事業や自社の製品、提供しているサービスなどを紹介する営業ツールとしてのパンフレットも、新卒採用を目的とした入社案内のパンフレットも健在です。
なぜなら、印刷物は実際に手元に残り、電源や端末などを使用せずに手軽に読むことができるものだからです。インターネットの情報は端末を閉じれば見ることはできませんが、印刷物は実在するものであるため、情報を届けたい人の手元に留まり続け、必要なときに目に留まる可能性があるのです。

福岡市におけるビジネス環境とパンフレットの需要

各市が公表した「令和元年度市民経済計算結果」によると、福岡市の市内総生産(名目)と市民1人あたりの市内総生産(名目)は、政令指定都市の中で4番目となっています。市内総生産とは、市内の経済活動によって生み出された価値の総額であり、国のGDPにあたるものです。
また、平成26年の福岡市内の民営事業所で働く従業員の数は約86万4,000人であったのに対し、令和3年は約92万4,000人にまで増加しています。産業の割台で言えば、第3次産業が9割を占め、特に卸売業・小売業が多くなっています。
市内総生産は都市の経済力を表す指数の1つであり、福岡市は大阪市、横浜市、名古屋市に次ぐ第4番目の都市であることが分かります。また、卸売業・小売業の割合が高いことから、パンフレットによって自社の製品やサービスをアピールする販促活動は重要な意味を持つと考えられるでしょう。

参照元:福岡市経済観光文化局「福岡市経済の概況」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/46140/1/keizainogaikyoR5.9.pdf?20231005101235

福岡市の印刷会社選びのポイント

福岡市は経済力のある都市であり、民営の事業所で働く人が増えていることから、今後もさまざまな商品やサービスのニーズが高まっていくと考えられます。美しく、パッと目を引くパンフレットは、広く、自社製品やサービスをアピールする販促物として有効です。
では、福岡市内の企業がパンフレットを作成する場合、どのような点に注意して印刷会社を選べば良いのでしょうか。福岡市内で印刷会社を選ぶ際のポイントは次の2点です。

信頼できる印刷会社の特徴

パンフレットを作成する際には、どのような目的のパンフレットを、どのようなデザインで制作するのかを決める必要があります。パンフレットの大きさや形、色合いによって、受け取り側に与える印象は変わってくるのです。そのため、良いパンフレットを制作するためには、どのようなパンフレットを作りたいのかをしっかり相談でき、適切なアイディアを提案できる印刷会社を選ぶことが大切です。顧客のニーズをしっかり把握できていなければ、希望に合った提案をすることはできません。まずは、担当者としっかりコミュニケーションが取れる印刷会社であるかどうかを確認しましょう。
また、パンフレットにはいくつかのパターンがあり、業界や目的ごとに適したものは変わってきます。これまでにパンフレットの制作経験を豊富に持つ印刷会社であれば、希望を具現化し、かつ期待する効果を発揮できるパンフレットの制作ができるようになるでしょう。印刷会社としてパンフレット制作に関わってきた実績も、印刷会社選びのポイントです。

コストパフォーマンスと品質のバランス

パンフレットの制作にあたって、できるだけコストを抑えたいと考える企業は少なくありません。多くの場合、品質とコストは相反する関係にあります。例えば、コストを抑えるために色数を抑えたモノクロ印刷をした場合、パンフレットとしての見た目は地味になるため、販促物としての効果は十分に得られない可能性が高くなるでしょう。
また、印刷会社によってパンフレットの制作費用は異なり、印刷会社の持つデザイン力や技術力によって品質も変わってきます。福岡市内の印刷会社の中にはリーズナブルな価格で高品質のパンフレットを制作できる技術を持つ印刷会社もあります。これまでの制作実績などを確認しながら、コストと品質のバランスを確認し、納得できる印刷会社を選ぶようにしましょう。

パンフレット制作の流れと注意点

パンフレット制作の流れと注意点

では、パンフレットを制作する際にはどのような流れで作業を進めていくのでしょうか。パンフレット制作時の手順と注意点についてご説明します。

制作前の準備:企画立案とターゲット分析

パンフレットを制作する際には、まず、パンフレットの目的、ターゲット、必用部数、予算などを決定します。対企業の営業ツールとして使用する目的のパンフレットと個人の消費者を対象としたパンフレットでは、訴求のポイントが変わってきます。会社の案内をメインにしたいのか、商品やサービスの紹介をメインにしたいのか、どのようなシーンでパンフレットを活用するのかなど、パンフレットの制作目的を明確にしましょう。
次に、どのくらいの部数を用意するのか、予算をどのくらいに設定するのか、またどの程度のボリュームのパンフレットにしたいのかなどを決定します。

デザインの方向性:ターゲットが好むデザイン

パンフレットの制作目的が明確になったら、次はターゲットに合わせたデザインの方向性を考えます。
営業時のツールとして、企業を対象に使用するパンフレットであれば、会社の信頼性を高める印象のデザインが良いでしょう。反対に、個人の消費者をターゲットとした商品やサービスの紹介であれば、企業向けのパンフレットよりも柔らかい印象のものが適しています。
また、個人の消費者を対象としたパンフレットであっても、中高年の男性をターゲットとするのか若い女性をターゲットとするのかによって、好まれる色やデザインは変わってきます。ターゲットを明確に絞り込んだうえで、ターゲットに合ったデザインの方向性を決定するようにしましょう。

コピーライティング1つで反応が変わる

パンフレットは、写真や画像、色などの視覚的デザインが手に取る人に大きな影響を与えます。そのため、パンフレットを制作する際にはデザインや見た目を重視しがちです。しかし、パンフレットに記載される言葉によっても人の心は動かされます。チラシやポスターなどを目にした際に、会社や商品・サービスの魅力を伝えるキャッチコピーが頭に残った経験がある方も多いのではないでしょうか。印刷物の言葉は視覚の情報の1つとして、見る人の心に届くのです。
人の目と心を掴むキャッチコピーを制作することも大切ですが、商品やサービスを紹介する文章も大切です。ターゲットの心に刺さる言葉や表現を選び、商品やサービスがターゲットにとってどれだけ有益なものであるのかを伝える必要があります。
また、パンフレットでのコピーライティングでは、商品やサービスの魅力を簡潔に、分かりやすい言葉で表現することも忘れてはいけません。パンフレットは、すでに何度も繰り返し商品やサービスを購入しているリピーターに渡すものではなく、商品やサービスをまだ知らない人に対して商品やサービスの良さをアピールするものです。したがって、長い文章で細かな説明をした場合、文章を読んでもらえない可能性があります。
コピーライティングでは、ターゲットに合った言葉や表現方法を熟考し、分かりやすく、少ない文章で商品やサービスの魅力を最大限に伝えるようにしましょう。

紙質・タイプ

パンフレットは選ぶ紙質や加工法によっても仕上がりの印象は大きく変わります。そのため、パンフレットを制作するときには、コストと仕上がりのイメージを考えながら、紙質や加工法についても決定する必要があります。

各種紙質の特徴

・コート紙
彩度が高く、鮮やかな色合いを表現できるため、カラー印刷をする際に最もよく使用されている用紙です。また、表面に適度な光沢があるため、写真なども美しく表現できます。パンフレットには、適度な厚みのあるコート紙110kgやコート紙135kgが用いられることが多くなっています。

・マットコート紙
コート紙よりも光沢を抑えた、落ち着いた雰囲気の用紙です。コート紙と同じように美しく発色するものの、光沢が無いために光を反射しにくく、文字が読みやすいという特徴があります。パンフレットにはマットコート紙110kg、マットコート紙135kgがよく用いられています。

パンフレットのタイプ

パンフレットは、綴じ方によっていくつかのタイプがあります。

・中綴じタイプ
最も一般的な綴じ方で、用紙を重ねて中心で折り、背をホチキスで留めるタイプです。A4サイズで8ページや12ページなど、4の倍数のページ数で作成します。

・無線綴じタイプ
ページ数の多いパンフレットの場合は、背の部分を糊で固めて綴じる無線綴じタイプが適しています。ページ数は自由に設定でき、丈夫でしっかりとした仕上がりになります。

・リーフレットタイプ
1枚の紙に情報を印刷し、二つ折りにしたものです。リーフレットタイプは、1枚のために手軽に手に取ってもらいやすいというメリットがあります。

次のページでは紙質などについてより詳しくご説明しています。ぜひこちらもご一読ください。
https://www.nnki.co.jp/menu/pamphlet.html

福岡を拠点に全国よりご依頼可能な「西日本高速印刷」のご案内

福岡県福岡市の西日本高速印刷は、創業70年以上の歴史を持つ印刷会社です。福岡市内の企業や団体はもちろん、さまざまなエリアからご依頼をいただき、多くのパンフレットを制作してきた実績があります。
お客様にご満足いただけるサービスの提供を目指し、リーズナブルでありながら、美しい仕上がりのパンフレットをスピーディーに制作しております。商品やサービスの魅力を十分に伝えられる効果的なパンフレットの制作をご検討の際には、ぜひ、福岡市の西日本高速印刷にお気軽にご相談ください。

【監修者コメント】

福岡市はIT誘致が有名であり、多くのITやWeb系の企業がしのぎを削っている印象があります。
特にWeb系の企業はホームページなどのWeb制作だけでなく、同時にDTPと言われるパソコンで印刷物を制作するデジタル印刷も行っていることが多いので、印刷業のライバルも増え、企業同士のクオリティ向上や活性化に繋がっている部分があるのではないでしょうか。
そして経済活動が活性化している地域の企業は案件も多いので、サービスの提供もより良くなっていく印象です。
また案件が多いということは実績が多いということになり、パンフレット印刷を市外からでも安心して頼める企業であると思います。
しかしながら、どの印刷会社でもパンフレット印刷の実績が多いとは限りません。
もちろん印刷会社ですので、基本的にどのような種類の印刷物でも受注可能ですが、制作機会が多かったり、保有している知識や加工技術が特定の印刷物に特化していたりと、実は多少の得意分野の違いはあります。
特に知識や加工技術は他社では持ち合わせていないものもありますので、何社か問い合わせて作りたいパンフレットの要望を伝え、より合致する提案の会社を吟味してみてもいいでしょう。

■監修者プロフィール

■監修者プロフィール

株式会社ウイングフォーム 代表取締役 伊藤友也

広告代理店勤務を経て、地元である埼玉県さいたま市地域の広告物に特化して取り組める環境をと思い、株式会社ウイングフォームを起業。主に企業や飲食店のチラシや封筒、ポスターなどのDTP印刷、ホームページ制作および広告代理業などを行い、地元地域のみならず各地域クライアントが「根差すPR」を目指して展開。会社やお店だけでなく個人の依頼も取り扱い、数量の少ない印刷物や小回りの利くちょっとした制作物を低価格で制作できるよう努めている。