「チラシやパンフレットにも。抗菌印刷ってどんなもの?」

現在は衛生への配慮が欠かせない時代です。買い物に行くと、様々なものに「抗菌」と表示されているのを目にするようになりましたし、「抗菌」の商品を選ぶ方も多いと思います。売り手側も買い手側も衛生を強く意識するようになったため、今後も「抗菌」へのニーズは高まっていくでしょう。
その「抗菌加工」を紙にも施すことができるのはご存知ですか?チラシやパンフレットなども抗菌印刷できるので、安心して人に渡すことができ、企業のイメージアップを図ることもできます。ここでは抗菌印刷について詳しく紹介していきます。

「抗菌」ってどういう意味?

今はスーパーなど身近なところで「殺菌」、「滅菌」、「除菌」、「制菌」、「抗菌」など、菌のつく言葉を目にすることが多くなりましたが、どのような違いがあるのか、正確な意味を知っている人は少ないかもしれません。ここでそれぞれの言葉の意味を説明しながら、「抗菌」について学んでいきましょう。

殺菌

細菌などの微生物を殺すことです。菌の種類や数は問いません。しかし、「殺菌」という言葉を使えるのは「医薬品」、「医薬部外品」に限られています。

滅菌

微生物、ウイルスなどを滅殺することです。生体には使われず、治療や手術に使う器具に使われます。歯医者で「滅菌済み」のシールが貼られているのを見た事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

除菌

菌を取り除くことです。「殺菌」と「除菌」にあまり違いはありませんが、先ほど説明したとおり「殺菌」は「医薬品」、「医薬部外品」にしか用いることができません。そのため、洗剤やアルコールスプレー、クロスなどの日用品には「除菌」という言葉が用いられます。除菌スプレーや除菌シートを持ち歩くようになった方も多いと思います。

制菌

布製品に用いられる言葉で、繊維についた菌の増殖を防ぐことです。特に清潔さが求められる医療機関のユニホームなどは制菌加工されているものが多いです。

抗菌

細菌の増殖を抑制することです。「殺菌」や「除菌」と違って、菌を殺したり、取り除いたりするわけではありません。そう聞くとあまり効果がないのでは、と不安に思うかもしれません。しかし、菌は触れたところからどんどん増殖していってしまいます。菌が増えないようにすることも衛生を保つには大切です。

「殺菌」、「滅菌」、「除菌」、「抗菌」の違いをわかっていただけたでしょうか。
抗菌加工がしてあれば菌が増えないので、非常に衛生的です。特に、チラシやパンフレットなどの印刷物はたくさんの人の手に渡りますし、不特定多数の人が見るものです。渡す人、もらう人、双方の安全のためにも抗菌加工をしておくことをおすすめします。

次に「抗菌印刷」についてお話しします。

「抗菌印刷」ってどうやるの?

薄い紙に抗菌加工なんてできるの?と思うかもしれませんが、印刷物の表面に「抗菌剤入りのニス」をコーティングすることで抗菌効果が得られます。厚さもそんなに変わりませんし、摩擦や汚れにも強くなるというメリットがあります。では、抗菌効果を保てる期間はどのくらいなのでしょうか。正確に何年ということはできませんが、コーティングが残っている間は抗菌効果が続くようです。すぐに効果が無くなってしまうわけではないのでご安心ください。

抗菌加工を示すマークはあるの?

抗菌加工には「SIAAマーク」という認証マークがあります。このマークを表示するには「抗菌性」、「安全性」、「適切な表示」という基準を満たしていなければならないので、このマークがついているものは信用しても大丈夫です。一度、身の回りの抗菌製品にこのマークがついているかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。

色々なシーンで役立つ抗菌印刷

最近、衛生への意識がますます高まってきています。そのため、「抗菌」を施すことは非常に重要ですし、相手に安心感、信頼感を持ってもらうことで会社のイメージを高めることもできます。では、抗菌印刷はどのようなシーンに活かされるのでしょうか。主なものをご紹介いたします。

ビジネスには欠かせない名刺

ビジネスシーンにおいて名刺は欠かせませんが、目の前の相手に渡すものなので衛生への配慮が一層必要になります。「抗菌名刺」なら相手に安心して渡せますし、衛生面でも相手に心遣いができる会社であることをアピールすることが可能です。良い印象を持ってもらうことはビジネスにとって非常に大切なことなので、名刺も抗菌印刷にしてはいかがですか。

多くの人が目にするパンフレットやチラシ

パンフレットやチラシは多くの人の手に渡るものです。お子さまから高齢の方まで、幅広い年齢の方が見る可能性が高いので、衛生にきちんと配慮することが必要です。特に医療関係、福祉関係の会社は患者様、お客様、取引先の安心、安全を確保することも重要な業務の一環でしょう。「印刷物にまでしっかり抗菌加工をしている」ことで会社や商品のイメージを高めることができます。

多くの人が一日に何度も触れるメニュー

飲食店には毎日たくさんの人が訪れ、不特定多数の人がメニューを手に取ります。それを不安に感じるお客様もいるかもしれません。味や雰囲気は当然のことながら、清潔感、安心感もお客様にとっては重要なお店選びの重要な要素です。抗菌印刷のメニューなら安心して食事を楽しんでいただけます。また抗菌剤入りニスのコーティングによって汚れや摩擦にも強くなる点も何度も使うメニューにとっては大きなメリットです。

マスクを一時的に保管するためのマスクケース

外出時はマスクが欠かせませんが、食事の時はマスクを外さなければいけません。しかし、マスクをカバンにいれたり、テーブルの上に置いたりしたら、そこから菌が増殖してしまいます。そこで、一旦外したマスクを衛生的に管理できる使い捨てのマスクケースを置いているレストランや施設が増えています。抗菌印刷のマスクケースなら安心して使ってもらえますし、ロゴやキャッチコピーを入れることでお店をアピールすることもできます。

このように抗菌印刷は色々な場所や場面で役立ちます。個人だけでなく、会社全体で感染対策にしっかり取り組むことは新しい生活様式の社会では欠かせないことです。印刷物は多くの人の目に留まるものなので、抗菌印刷であることを表示することで衛生面でも信頼のできる会社であることをアピールする機会にもなります。抗菌効果のほかに、防臭、防カビ、防虫などの効果があることも大きなメリットです。抗菌印刷を検討なさっている方、今後の印刷物を抗菌印刷にしたい方は、ぜひスピーディーに対応できる西日本高速印刷にお気軽にご相談ください。

抗菌印刷なら西日本高速印刷にお任せください

西日本印刷はポスター、チラシ、名刺などの印刷を幅広く行う福岡市の印刷会社です。創業70年以上という長い歴史の中で印刷に関する様々なノウハウを得てきました。豊富な知識と経験を持つスタッフが在籍していますので、文面やデザインなど、お客様が印刷のことでお困りのときはアドバイスもさせていただきます。今の時代に不可欠な抗菌印刷ならぜひ西日本高速印刷にお任せください。